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日本のカイロの現状・・国際基準に遅れをとるな
日本のカイロプラクティックの歴史は八十五年で、その間、同業者の間での教育基準(世界基準はCCEがあります)や業界の大同団結(カイロ財団の結成化)が模索されてきましたが、成功するには至りませんでした。
大きな理由としまして、カイロプラクティックを教えている教育基準が世界的に見て、偏った日本独自のものでしかなかったからです。
それとそれぞれの団体が、自己主張の余り個別化して行ったとも言えるでしょう。
こうして日本のカイロ業界が混迷を深めている間に、世界のカイロプラクティックは大きく発展、普及し、どこの国でもその治療が受けられるようになりました。
そうなりますと患者さんは、世界中のどこでも同じ基準(教育・業界)を期待するようになります。
WFC(世界カイロプラクティック連盟)が目標とする国際基準とは、カイロプラクティックの専門家の教育内容が、国によって大きく異ならないようにすることです 。
「国際基準に遅れをとるな」という表題は、患者さんの立場に立って日本でのカイロプラクティックの名誉と信用を守り、築いて行こうとするものです。
その考えに同調する者が集って日本カイロプラクターズ協会(JAC)は、世界中の仲間と協力して、我が国のカイロプラクティックの質の向上と健全化を図りたいと願い設立されました。
WFC(国際カイロプラクティック連盟)が望んでいる、「国によって教育内容が大きく異なることが無いようにすること」が、日本では守られていない為に、この様な注釈付きの決定があるのです。
これは患者さんには何の責任もありませんが、現状を知って頂いて、これからの参考に成ればと思い書いた次第です。
またこの様な文面が何時かは消すことが出来るこの社会になって頂きたいと、切に思っております。
ただ残念なのは、この社会の混迷と同様に、また、人間の心の持つ問題と同様に、「自分さえ良ければよい」「自分の利益さえ守られればそれで良い」といった風潮がカイロプラクティックの業界にも現れている事です。
独自性の強いカイロプラクティックを、勝手にその技術だけを取り入れている治療団体も起こってきています。そこには正しい理論と教育と技術が無いために、逆にお客さんに対してダメージを与えているのも事実です。
その事を憂慮してこの問題を取り上げていますが、私も含め業界の倫理と反省を強く求めるものです。
現在(2003年8月)における、RMIT日本校の学位保持者数は、162名。
CSCでの学位保持者は160名。合計学位保持者カイロプラクターは322名です。
参考に
RMITカイロプラクティック大学日本校へのリンクです。
RMIT大学 オーストラリア へのリンクです。
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